「とりあえずオルカン積立」「S&P500でOK」…そんな声をよく聞きます。
でもちょっと待ってください。
年代によって“選ぶべき商品”は変わります。
それを無視して投資すると、思わぬ“老後貧乏”や“資産目減り”を招く可能性も。
この記事では、20代・30代・40代・50代以降それぞれのおすすめ商品をズバリ解説。
特にiDeCoや新NISA初心者の方必見です。
iDeCoと新NISA、目的の違いをおさらい
iDeCo | 新NISA | |
---|---|---|
引き出し | 60歳まで不可 | いつでも売却可 |
節税効果 | 掛金全額所得控除、運用益非課税 | 運用益非課税 |
向いている人 | 老後資金を作りたい人 | 教育資金・住宅資金にも使いたい人 |
この違いから、iDeCoは「老後重視」、新NISAは「中長期の自由資産作り」と割り切って考えるのが正解です。
【20代・30代】「攻め」の一択。世界株100%でもOK
時間=最大の味方。暴落も時間で取り戻せます。
iDeCoおすすめ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
→リスクを取るならこの年代。債券や定期預金は不要。
「新興国株インデックス」を一部組み込むのもアリ(上級者向け)。
新NISAおすすめ
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
- 【攻めたい人】iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
→新NISAは途中売却も可能。余裕資金なら積極的に「株式100%」で攻めてOK。
※「定期預金型」は若いうち不要。積立効率が落ちます。
【40代】「攻め7:守り3」バランスを意識
教育資金、住宅ローン、親の介護リスク…。
40代は支出イベント多め。リスクを少し下げて。
iDeCoおすすめ
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS(株式重視型)
→8資産均等型で「世界株+債券+REIT」でバランス◎。
定期預金は10~20%程度でもOK。
新NISAおすすめ
- eMAXIS Slim 全世界株式
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(資産の一部に)
→「株式:債券=8:2」くらいの比率が無難。
日本個別株(高配当系)を一部入れても良し。
【50代・60代】「守り6:攻め4」老後直前は資産防衛
60歳間近で株式100%は危険。暴落を食らうとリカバリー不可。
iDeCoおすすめ
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- 定期預金(20~50%程度)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)(30~40%程度)
→「債券重視」「定期預金活用」でリスク抑制。
残りは世界株式で資産成長を。
新NISAおすすめ
- ニッセイ 国内債券インデックスファンド(生活防衛費向け)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)(一部)
→5~10年使う予定のない資金は世界株へ。
生活防衛分は「預金or国債」へ避難。
年代問わずやってはいけないNG例
❌ iDeCoで定期預金100% → リターンゼロで手数料負け
❌ 新NISAで日本個別株ギャンブル → 失敗すると取り返しがつかない
❌ 50代でNASDAQ100全力 → 暴落時に老後資金崩壊
【まとめ】投資は“年代”で考えよう
若いほど「攻め」が正解
40代以降は「守り」意識
iDeCoと新NISAの目的を混同しない
今のあなたのポートフォリオ、年齢に合っていますか?
間違っていたら、今すぐ積立設定を見直そう。
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